自分の料理屋を持つには 建物
前回行きつけの中華屋がなくなったのでどれくらいの利益が出るんだろ~と適当に概算を出しました。
今回から自分の料理屋を持つために必要なお金を計算してみようかと思います。サラサラ~とネットの海を調べていくとやっぱり開業コンサルみたいなのが出てきますね。こんな計算はお金をもらって委託するくらいの作業のようです。
というわけで、一足飛びにこれくらい!とはいきません。ちまちまと小計を出していきますよ~~。
完全に趣味の領域ですので間違いがあっても責任はとれません。話のタネ程度に扱っていただきたい笑。
まずは建物取得の値段を計算してみます。
とにもかくにも、最初は建物の取得でしょう。自分の場所がなければ料理は提供できません。
というのは誤った固定観念で、最近は貸しコンテナなるものがありますので、固定資産を持たずとも料理を提供できるようです。まあ、それはそれで別の機会に調べることにします。
誰がなんといおうと自分のお城で経営したいというのは人間の根源的な欲求である支配欲、所有欲ですので、私は建物を取得します。
建物を得るには
〇土地
〇建物
がまずブレークダウンの第一ですね。
取得、維持にかかる値段として
土地には売買価格と固定資産税
建物には建築物の値段と固定資産税のみ
くらいでしょうか
ひとまず配管の整備や壁紙の張替えなどのランニングコストは内装で計算することにしておきます。(てかまず見通し書いた方がいいのでは?笑)
意外と調べるべきものは少ないんですね。これくらいを計算できるようになっておくと、普通に住宅を建てる時にも役立ちそうです。
前回の話を踏襲しますので、以降、13卓入るお店=60坪くらいで進めていきます。
土地の売買価格を計算してみます。(ほんとは宅建の資格を取らないと話してはいけないような気がしますが、、、)
路線価(国が定めた土地の1m2の値段)の8割かければよいそうです。
都市圏郊外に60坪≒200m2の土地を買うと、評価額は路線価はおおよそ20万円程度のようですので、200x20=4000万くらいを見ておけば十分かな?
15年で返済するとして、4000/15=266万、ちょっときついから20年だと200万円毎年返済します。厳しい!
固定資産税が標準1.4%ですので、徐々に価値が下がるものの、毎年60坪の土地に56万程度税金がかかるのですね。厳しい!!
土地を買ってしまうと頭金なしで毎年250-300万くらい返済することになります。もうすでに無理っぽいですね笑
さて、土地にかかる金額がわかりましたので、建物にかかる値段を見ていきます。
60坪の建物を作るのに必要なざっくりしたお値段は、国土交通省が出している統計から出していきました。2019年度の用途別エクセルが便利ではないでしょうか。
https://www.mlit.go.jp/statistics/details/jutaku_list.html
飲食サービス業の1m2当たりで割り返した工事予定額は約20万円ですので、60坪≒200m2で4000万円ですね。全国の統計からの計算ですので、新築だと当然東京の案件が多いだろうということを鑑みると、実際にはもうちょっと小さい数字になる気がします。
固定資産税は標準1.4%ですので、56万円ですね。
あらびっくり、結局土地から計算した値の2倍お金がかかります。
年間500万円~600万円はかかるんですね。き・び・し・い!!
1000万円程度の頭金ではなしのつぶてであることがわかりました。せめて土地だけでも相続したものが欲しいです、、、
脱サラの貯金程度で新築の料理屋はどう考えても無理だ!!
ということがわかりました。